「呪怨 白い老女」 三宅隆太会心の大傑作!!!完璧な呪怨!
今日は映画の日なので、前から夏休みを取っていました。
そして、横浜聡子監督の「ウルトラミラクルラブストーリー」を見るべく、早起きして家を出ました。
駅まで歩く途中で、念のため携帯でタイムスケジュールを確認。
…
上映時間変わってる!!!
27日からエヴァが始まったので、朝一とレイトショーに変わったようです。
朝一の回がギリギリ間に合わない時間だったので、とりあえず家に戻りました。
しょうがないので、第2候補であった「呪怨」を見に行きました。
今回の「呪怨」は、「呪怨」の生みの親である清水崇以外が監督した初の作品。
「呪怨 白い老女」を三宅隆太が、「呪怨 黒い少女」を安里麻里が、それぞれ監督した作品の2本立てになっています。
これが2作とも大傑作だったのです!!!!!
劇場に見に行って良かった!!!!
それでは今日はまず
●「呪怨 白い老女」 2009
日本 監督:三宅隆太
を紹介します。
今作を監督した三宅隆太の作品で最も有名で最も優れた作品は
「怪談新耳袋」の「姿見」でしょう。
以前、このブログでも紹介したことがありますが、この作品は「怪談新耳袋」の中でも
最もKIN−Gをビクッとさせた作品です。
そしてその「姿見」のバスケットボール婆さんが呪怨の世界に降臨。
このキャラクターの破壊力の高さ再確認しました。
婆さんの幽霊とバスケットボール。
この全く接点の無い要素が、全く余裕を与えてくれない絶妙の間で登場するため、
脳味噌がパニック状態になってしまうのです。
ですから、今作は「呪怨」シリーズというより「姿見」の長編版とも言えるかもしれません。
しかしまた今作は完璧な「呪怨」でもあります。
今作では、呪怨の基本コンセプトをそのまま受け継ぎ、
ブツ切りの構成や場面の展開の仕方、
不安感を煽る大音量のBGMの中、ゆっくりとカメラがスライドし、唐突に恐怖の場面が現れるという
清水監督が得意とする演出まで完全にコピーされていました。
多分、清水監督本人でもここまで完璧に「呪怨」を再構築することはできないと思います。
(ハリウッド版「呪怨」の迷走を見ると特にそう思う)
また、三宅監督は今回の「呪怨」の脚本を2作とも手掛けているのですが、
時間軸をずらしながら徐々に謎が明かされていく「呪怨」のお約束を完全に再現した素晴らしい脚本でした。
「呪怨」シリーズは、「パルプフィクション」のように人ごとにエピソードを分けて時間軸をバラバラにすることにより、
観客に、その登場人物が死ぬ運命であることをあらかじめ明示します。
それによりサスペンスと恐怖を増幅させているのです。
今作ではその効果が最大限に発揮されていました。
本当に見事です。
また、少女の首をノコギリで切り落とすシーンを筆頭に、
表現にブレーキがかかっていないところも良かったです。
そして、ただ残虐な描写をするのではなく、最悪なシチュエーションを提示することで
恐怖感を表現していることが素晴らしいと思いました。
「ドーン・オブ・ザ・デッド」には
女性を助けようとチェーンソーを持った爺さんがヨタついてその女性をブッたぎってしまうという
とんでもなく絶望的なシーンがありますが、
今作にもそれと似たシーンがあり、劇場内はタメ息に包まれました。
作品の完成度の高さという点では今年見た映画の中ではベストだと思います。
パンフレットが売られていなかったことだけが残念でした。
<欽司漫画日記>
・「レッド」(山本直樹) 3巻
遂に舞台の中心が山岳ベースに移り、次巻では山岳ベース事件の地獄絵図が描かれることでしょう。
それにしても、今作を読んでいて面倒臭いのが、
脳内で登場人物の名前を実名に変換すること。
「実録連合赤軍 あさま山荘への道程」のように実名を使って描いてくれたら良いんですけどねぇ。
北→森、赤城→永田、谷川→坂口といった主要人物は自然に変換されるのですが、
少し脇役になると混乱して仕方ありません。
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2009-07-01 18:51
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