南禅寺は臨済宗南禅寺派の総本山で、京都五山の上位格の寺院、最高位の禅寺として栄えました。
南禅寺の三門は、歌舞伎「楼門五三桐」で、楼上に住みついた大盗賊の石川五右衛門が、楼上からの
眺めを「絶景かな」と見得を切ることで有名になりました。
創建は鎌倉時代ですが、火災で焼失。現在の三門は江戸初期に藤堂高虎が、大坂夏の陣で戦死した
侍たちの冥福を祈って寄進したものです。禅宗様式の豪壮な建物で日本三大門のひとつ。楼上の
2階部分には縁がぐるりと取り巻き、ここから京都の市街地が一望でき、まさに絶景です。
楼上内陣には宝冠釈迦像と脇侍2像、十六羅漢像を安置し、天井には狩野探幽、土佐徳悦の筆に
よる鳳凰や天女の極彩色画が描かれています。宝冠釈迦像は、鎌倉時代に中国・宋から伝えられた
もので、禅宗寺院の三門の本尊としてまつられるようになりました。
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